音速ライン「Grateful A.C.」 2012.10.24 リリース!!
ロックが美しいと感じるアコースティックな世界
～ 10 年分の切なさが詰まったセルフカヴァーアルバム～
人間が音楽を表わすのか？音楽が人間を表わすのか？解釈はまちまちだが、どっちにしろ音楽は人間であり、人間の中に こそ音楽はいつだって宿っている。間違っても音楽はビジネスのためではなく、人間が生きるためにある。そのことを震災以降、 僕らは確かに自覚することになった。音楽だって人間だって生かされてるわけじゃない。「生きている」のだ。
今年の初めにドロップされたアルバム『Alternative』は、彼らの代表作として誇るべき内容のものとなり、それは実際にシー ンの芯に大きな問題意識とリアリティを残した。藤井が福島在住であることや、積極的かつパーソナルな復興活動も伴い、藤 井と大久保は音楽の力をあらゆる方法をもって「明日」へ届けようとし、その結晶として『Alternative』が生まれたのだった。
戻れない 戻れない
あの頃の僕達には
守りたい 守れない
この世界の君の声を
（"Birthday"）
今、僕らが音楽の中から本当に感じたいことは何か？それは「世界の終わり」にいるからこそ、確かな明日を見詰めるべき力となる歌を響かせて欲しいということだ。テレビをつければ嘘だらけ、大切な週末に大切な人に会う時間よりデモに参加して世界を正すことしか出来ない僕らは、そんな中でも明日を見詰めるために、嘘を暴く拳を握り続けるために、心のメロディを、本当のメッセージを、弱者を奮い立たせるビートを、いつだって欲している。言うまでもなく今、音速ラインが鳴らして いるのはそれだ。
このミニアルバムはアコースティックベストと呼ぶべき作品である。藤井のソングライティングの背骨を感じることも出来るし、大久保がたった一人で藤井の世界観をサポートし続けて来た、孤高のバンドパワーを生身で感じる事の出来る、愛しき7 曲のカタマリだ。
2005 年の"逢瀬川" や"逢いたい" から新曲"心の中にパレードを" まで、結成から10 年を迎えた彼らのその時々の心象風景が綴られた曲は、刹那に切り刻まれた衝動と共に、メロディの普遍性を丁寧に伝えてくれる。"逢いたい" などは、彼ら特有の人懐っこさとあたたかな視線からの孤独への想いがアコースティックになったことによって、見事なほど浮き出て来る。他のどの曲からも滲み出てくるポップへの執念とロックミュージックへの偏愛は、洋楽と邦楽が断絶していたり、ソングライターのライブラリーがすっかり薄くなってしまった今のシーンへの無血革命を訴えかけているように響く。
忘れないでください
未来の夢をみていた事
あの頃の僕達を取り戻すための歌
（"心の中にパレードを"）
今年の最初には、戻れないし守れないと歌っていた藤井は、今、もう一度自分を取り戻し、愛と希望を心の中で行進させようと、煌めくサウンドと共に上向き加減な声で歌っている。このアコースティックミニアルバムを出したい大きな理由は、これを歌いたかったことではないかと。このメッセージを生身で届けたいからこその、アコースティックなのではないか？そんな心の灯火がそのまま響く名曲がここに生まれている。
不器用だけど、心の強さとあたたかさ、そして音楽との絆を誰にでも響かせることのできる音速ラインは、 人生初のアコースティック集で心臓を鷲掴みにしながら、僕らに「今の音楽」を示して来た。 僕はこれを大切な人に届け回ろうと思います。あなたはどうしますか？
鹿野 淳(MUSICA）
■音速ライン「心の中にパレードを」歌詞メッセ 10月30日配信スタート
音速ラインの「心の中にパレードを」に、本人から特別にメッセージをいただきました。曲へ込めたイメージや想いが詰まったメッセージ入り歌詞、「歌詞メッセ」を以下の対象サービスで限定配信しています。
■音楽プレイヤーアプリ「プチリリ」(Android / iPhone)
～スマートフォン向け音楽プレイヤーアプリです。スマートフォンで音楽をお楽しみの方。
■「プチリリ」PC版ビューワー
～PC向け音楽プレイヤーiTunes・Windows Media Playerなどで音楽を再生した時に、ビューワーに歌詞が表示されるアプリケーションです。PCで音楽をお楽しみの方。
■ソニー"ウォークマン"(「歌詞ピタ」サービス)
～ソニー"ウォークマン"向けの同期歌詞サービスです。"ウォークマン"で音楽をお楽しみの方。
※配信される同期歌詞データは、歌詞メッセバージョンと歌詞のみの通常バージョンがあります。再生した歌詞が"歌詞メッセバージョンでなかった場合は、別の歌詞を選択ください。
※「プチリリ」PC版ビューワーへの歌詞メッセバージョンの配信は期間限定になります。
■音速ライン「Grateful A.C.」10月24日リリース
音速ライン / 心の中にパレードを
01. Birthday
02. 逢いたい
03. 逢瀬川
04. Baby Baby!!!!!
05. ポラリスの涙
06. 真昼の月
07. 心の中にパレードを
◆音速ラインの歌詞はこちら◆
切なくて懐かしい珠玉のメロディと言葉を紡ぐ「スローライフ主義」ロックバンド。2005 年春にメジャーデビュー、2010 年よしもとアール・アンド・シーに移籍。
同年7 月21日にミニアルバム『空になる』、翌2011 年2 月16 日には移籍後初となるフルアルバム『音速の世界』をリリースし、全国28 ヶ所に渡って「音速ラインTOUR2011 音速の世界」を決行した。更に6 月8 日にはライブDVD 付きシングル、『Nir』をリリース。翌2012 年2 月22 日には、1 年ぶりとなるフルアルバム『Alternative』をリリース。さらに今年は、SUMMERSONIC2012に出演、毎夏国内主要大型ロック・フェスにも出演する等、パワー溢れるライブに定評がある。他にも、クリエイティブディレクター"箭内道彦"氏率いる「LIVE 福島 風とロック」のメンバーでもあり、毎年福島県内で夏フェスを開催する等積極的に活動している。
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