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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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親父の一番長い日

アーティスト:さだ まさし  アルバム:さだまさしベスト  作詞:さだまさし  作曲:さだまさし  発売年:2003  品番:FRCA-1053

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おばあちゃんは夕餉の片付けを終えた時 弟は二階のゆりかごの中で 僕と親父は街頭テレビの カラテ・チョップが 白熱した頃に妹の誕生を知った それから親父は占いの本と辞書と 首っぴきで 実に一週間もかけて 娘のために つまりはきわめて何事もない ありふれた名前を見つけ出した お七夜 宮参り 夫婦は自画自賛 可愛いい娘だと はしゃぎ廻るけれど 僕にはひいき目に見ても しわくちゃの失敗作品 やがて彼女を訪れる 不幸に胸を痛めた 兄貴として 妹の生まれた頃の我が家は お世辞にも豊かな状態でなかったが 暗闇の中で何かをきっかけに 灯りが見えることがある そんな出来事だったろう 親思う心に勝る親心とやら そんな訳で妹は ほんのかけらも みじめな思いをせずに育てられた ただ顔が親父に似たことを除けば 七五三 新入学 夫婦は狂気乱舞 赤いランドセル背負ってか 背負われてか 学校への坂道を 足元ふらふら下りてゆく 一枚のスナップが 今も胸に残ってる 兄貴として 我が家の血筋か 妹も足だけは速くて 学級対抗のリレーの花形で もっとも親父の応援のすごさに 相手が気おくれをして 随分助けられてはいたが これも我が家の血筋か かなりの演技派で 学芸会でもちゃんと役をもらった 親父の喜びは言うまでもない たとえその役が一寸法師の 赤鬼の役であったにしても 妹 才気煥発 夫婦は無我夢中 反抗期を過ぎて お赤飯を炊いて 中学に入れば 多少 女らしくなるかも知れぬと 家族の淡い期待 あっさり裏切られてがっかり


投稿者: PetitLyrics
プチリリ再生回数:3645





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