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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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能く在る輪廻と猫の噺

アーティスト:骨盤P 

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華やかな大通りの 棄てられた蝙蝠(こうもり)傘の下 草臥(くたび)れた尻尾上げて 毛繕う黒猫在りました 「ちょいと道往く其処の御嬢さん、 御出(おい)で此処らで一つ 話ましょう」 猫は云う「今日の噺は、そうだ昔に 路端で聞いた愉快な悲恋など」 「昔交わらざる身の上の 淡い恋に溺れた烏と兎が居ました」 「叶わない夢なのでしょう? オキノドクサマ」 「いいえ、冷たい旅路の果てに 二匹身体を捨てて結ばれたのです」 「なんだか可笑しな噺ね」 薄芽吹く街路樹を 眺め見るハイカラ服の横 草臥(くたび)れた尻尾振って 手を招く黒猫在りました 「此れは何時かの可愛い御嬢さん、 今日はも一つ噺聴かせましょう」 猫は云う「そうだな今日は、ええと 嫉妬の炎に舞った醜い蝶の噺」 「そして番(つがい)を離れた揚羽は


投稿者: Alica.
プチリリ再生回数:180





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