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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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就職

アーティスト:山本 正之  アルバム:THE パカパッカン Disc08 シングル文庫<第一集>  作詞:山本正之  作曲:山本正之  発売年:2009  品番:BBCA3007

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池袋の小さなアパートで 玄米茶をすすり オレはもう東京なんて いやになっちゃったよと 原稿用紙のたたみの上に ポイと投げ捨てた 部屋の隅っこに現代詩集 机の上の就職ガイド パラリとめくりため息ついて どこかいいとこないかなと わかってたんだひとりおまえが 悩んでたことを ふるさとへ帰る 友の後ろ姿 見送ったあと 淋しい胸に いつかまた逢えるさと 想い出の中の おまえがつぶやいた 「海が熱くなることには トタン屋根も 焼けつくほどに垂れさがる 中也の未刊詩集が懐かしく あの夏を誘ってくる ひと時代前のぼくの時刻だ 黒いソフト帽をかむり ギロギロした瞳でものを直視しても きみの方が とても中也のように思えて ぼくはきみに ソフト帽を譲ってしまった 憶えているかい 目白坂 学習院下の都電の駅から 狂気の様な狭軌を抱いて シュールレアリストのように 時代を待ち構えていた お互いの夜と朝 音楽と言葉 旋律あるいはリズムにたよって ひとびとが眠る街こそ ぼくらの舞台だった


投稿者: machine
プチリリ再生回数:11





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