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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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償い

アーティスト:さだ まさし  アルバム:書簡集 (第八信)  作詞:さだまさし  作曲:さだまさし  発売年:1984 

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~♪~ 月末になるとゆうちゃんは 薄い給料袋の封も切らずに 必ず横町の角にある郵便局へ とび込んでゆくのだった 仲間はそんな彼をみてみんな 貯金が趣味のしみったれた奴だと 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ たった一度だけ 哀しい誤ちを 犯してしまったのだ 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた 人殺しあんたを許さないと 彼をののしった 被害者の奥さんの涙の足元で 彼はひたすら大声で泣き乍ら ただ頭を床にこすりつける だけだった それから彼は人が変わった 何もかも 忘れて働いて働いて 償いきれるはずもないがせめてもと 毎月あの人に仕送りをしている ~♪~ 今日ゆうちゃんが 僕の部屋へ泣き乍ら走り込んで来た しゃくりあげ乍ら彼は 一通の手紙を抱きしめていた それは事件から数えて ようやく七年目に初めて あの奥さんから初めて 彼宛に届いた便り


投稿者: Yatagarasu
プチリリ再生回数:341





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