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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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親父の一番長い日

アーティスト:さだ まさし  アルバム:さだまさしシングルス全集 第3巻 さだまさし篇 其の二  作詞:さだ まさし  作曲:さだ まさし  品番:FRCA-1053

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おばあちゃんは 夕餉の片付けを終えた時 弟は二階のゆりかごの中で 僕と親父は 街頭テレビのカラテ・チョップが 白熱した頃に 妹の誕生を知った それから親父は 占いの本と辞書と 首っぴきで 実に一週間もかけて 娘のために つまりはきわめて何事もない ありふれた名前を見つけ出した お七夜 宮参り 夫婦は自画自賛 可愛いい娘だと はしゃぎ廻るけれど 僕にはひいき目に見ても しわくちゃの失敗作品 やがて彼女を訪れる 不幸に胸を痛めた 兄貴として 妹の生まれた頃の我が家は お世辞にも豊かな 状態でなかったが 暗闇の中で何かをきっかけに 灯が見えることがある そんな出来事だったろう 親思う心に勝る親心とやら そんな訳で妹は ほんのかけらも みじめな思いをせずに育てられた ただ顔が親父に似たことを除けば 七五三 新入学 夫婦は狂気乱舞 赤いランドセル背負(しょ)ってか背負(しょ)われ てか 学校への坂道を 足元ふらふら下りてゆく 一枚のスナップが 今も胸に残ってる 兄貴として 我が家の血筋か妹も 足だけは早くて 学級対抗リレーの花形で もっとも親父の応援のすごさに 相手が気おくれをして 随分助けられてはいたが これも我が家の血筋か かなりの演技派で 学芸会でも ちゃんと役をもらった 親父の喜びは言うまでもない たとえその役が 一寸法師の赤鬼の役であったにしても 妹 才気煥発 夫婦は無我夢中 反抗期を過ぎてお赤飯を炊いて 中学に入れば多少 女らしくなるかも知れぬと 家族の淡い期待あっさり 裏切られてがっかり 兄貴として


投稿者: PetitLyrics
プチリリ再生回数:1170





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