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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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坂の途中の病院

アーティスト:森山 直太朗  アルバム:大傑作撰《土盤》  作詞:御徒町凧/森山直太朗  作曲:森山直太朗/御徒町凧  発売年:2016-09-21  品番:UPCH-29225(2)

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坂の途中の病院の患者さんは 主に夏の亡霊たち 彼らは慢性のアトピーを治すために ニンニクの首飾りをして 月のカケラの靴を履いている 早起きが苦手な彼らは 診察の日は機嫌が悪い (この病院の診察時間は朝の九時までなのだ!) 坂の途中の病院の院長先生は 白衣の似合う初老の紳士 彼はギャンブルとアンチョビには目がなくて 聴診器の中にラジオを仕込んでいる 薬の調合をダーツで決めて 天気が悪いと嘘の診察をする だけどこの辺りには他に病院がないから 坂の途中の病院は今日も大忙し 院長先生は去年のクリスマスに 三台目のキャデラックを購入した 坂の途中の病院に起こった 幾つかの忌まわしき出来事 その話題に触れた者はたとえ誰であろうと 始めからこの世に いなかったことにされてしまう 総理大臣だろうと掃除のおばちゃんだろうと そこに区別は存在しなくって ある意味で平等だと言えることが 坂の途中の病院らしさでもあるから不思議 今夜も捨てられた猫が どこからともなく集まってくる 眠れないほどの鳴き声なのに 「鳴き声で眠れない」なんて 苦情を言う人間は誰一人いないんだってさ


投稿者: PetitLyrics
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