ログイン  | 新規登録
歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

TOP > 歌詞 > 乾杯
乾杯

アーティスト:友部正人  アルバム:にんじん 

  • お気に入り登録




今だにクリスマスのような新宿の夜 一日中誰かさんの小便の音でも きかされてるような やりきれない毎日 北風は狼のしっぽをはやし ああそれそれって ぼくのあごをえぐる 誰かが気まぐれにこうもり傘を 開いたように 夜は突然やって来て 君はスカートをまくったり くつ下をずらしたり おお せつなやポッポー 500円分の切符をくだせえ 電気屋の前に30人ぐらいの人だかり 割り込んでぼくもその中に 「連合赤軍5人逮捕 泰子さんは無事救出されました」 金メダルでもとったかのような アナウンサー かわいそうにと誰かが言い 殺してしまえとまた誰か やり場のなかったヒューマニズムが 今やっと電気屋の店先で花開く いっぱい飲もうかと思って いつものやき鳥屋に するとそこでもまた店の人たち ニュースに気を取られて 注文も取りにこない お人好しの酔っぱらい こういう時に限ってしらふ ついさっきは 駅で腹を押さえて 倒れていた労務者には さわろうともしなかったくせに 泰子さんにだけはさわりたいらしい ニュースが長かった 2月28日をしめくくろうとしている 死んだ警官が気の毒です 犯人は人間じゃありませんって でもぼく思うんだやつら ニュース解説者みたいに情にもろく やたら情にもろくなくて よかったって どうして言えるんだい やつらが狂暴だって 新聞はうすぎたない涙を 高く積み上げ 今や正義の立て役者 見だしだけでもってる週刊誌 もっとでっかい活字はないものかと 頭をかかえてる 整列した機動隊員


投稿者: TTR
プチリリ再生回数:11





日本語English

利用規約プライバシーポリシー許諾情報運営会社お問い合わせヘルプ
© 2024 SyncPower Corporation


Page
Top