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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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霧が晴れた日

アーティスト:特撮  アルバム:5年後の世界 

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おごりたかぶりあれだけ騒いでいた ラウンジの客たちでさえ、 ピアニストが「蛍の光」の コード進行をなぞったなら、 そろそろ潮時かと おとなしくなって、 いそいそと帰り支度を 始めるそうだ。 それはまるで幼い頃、 夕暮れの校庭に低く流れた、 下校をうながす ショパンやドボルザークの調べが 焼き付けた効果 なのかもわからない。 遊びやら恋やらを やめなかった代償で、 真っ白な霧にこの世界が 覆われたなら 下校を教える調べを 高い灯台の上から恋人を失った者が 螺旋階段を登って 鳴らすべきなのだ。 男は世界に下校を告げる。 霧笛の調べで帰りを知らせる。 螺旋は踏むごとに消える。 誰も降りてこられないように。 覆われ やがてくるまれたら 繭の中で生きるよう 真っ白な霧は 闇に等しく 子供ら 手探りで遊ぶよ 恋をした娘は 真っ白な霧が 闇に隠した 町のはずれの 朽ちた灯台 だけど霧笛は鳴らせると聞き 男は螺旋登っていった すぐに霧に消えた


投稿者: Spotify User
プチリリ再生回数:29





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