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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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長編歌謡浪曲「沖田総司」

アーティスト:辰巳ゆうと  アルバム:雪月花 (Aタイプ)  作詞:三波美夕紀  作曲:三波美夕紀  発売年:2022-01-05  品番:VICL-37616

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剣に 剣に生きると 決めたなら 熱い思いを たぎらせて ゆくぞ嵐の 只中へ 誠の道を まっしぐら 総司の闘志は 燃え上がる 時は幕末。京の都では、尊王攘夷、倒幕を目指す人々 の動きが活発となり、 徳川幕府は、それを抑えるために新しい力を必要とし た。 そして文久三年、「新選組」が誕生。局長・近藤勇、 芹沢、新見。 副長・土方歳三、山南(やまなみ)。「誠」一字の旗印 のもと、結束固きこの集団の中で、 一番の剣の使い手こそ、沖田総司その人であった。 「名乗ろうか。私は、新選組副長助勤、沖田総司だ」 歳は二十歳で目元涼しく、姿凛々しく美しく。 江戸に生まれて九つで、近藤の家の道場・試衛館に入 門し、十年の内に免許皆伝、師範代。 皆に好かれた人柄は、まことに明るく朗らかで。壬生 の屯所の近所の子供たちとは鬼ごっこ。 「では、今度は私が鬼だ。さぁ、十数えるうちに逃げ るんだぞ。よいか」 優しい心の持ち主なり。 新選組誕生の翌年、大きな事件が起きる。池田屋事件 である。 あるとき、新選組は、尊王攘夷派の企みを知る。彼ら は、京の町に火を放ち、 御所に押し入り、天皇を長州に連れ去るという。 また、近々、彼らが宿屋・池田屋に集まることを知 る。総司は憤った。 「町じゅうに火をつけられたら、多くの人が家や身内 を失うことになる。許せぬ。 絶対に阻止しなければ!」 斯くて、新選組は池田屋へ。その夜、六月五日は祇園 祭の宵山で。 日が暮れかかり、鉾や山に灯がともり、祇園囃子が鳴 り響く。 新選組のその日の出で立ち、鎖帷子(くさりかたび ら)、胴衣に鉢金(はちがね)、 浅葱(あさぎ)の羽織に山道ダンダラ白き木綿の袖印。 沖田総司は筋金入りの鉢巻締めて、役者のような姿な り。 目指す池田屋。近藤勇は、総司、永倉、藤堂と、試衛 館仕込みの三名引き連れ、 まっすぐ二階を目指したり。敵の二十数名抜刀す。 沖田総司の燃える刀が唸りを上げて最初の一人を一刀 両断。それが口火で、大激闘。 新選組は勝利した。 と、その時、総司の体に異変が起きた。 総司は喀血をした。 然るに、この池田屋事件をきっかけとして、新選組の 名は世に轟き、 幕府も大いに認めた。新選組は一層活躍を続けた。


投稿者: PetitLyrics
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