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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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現代謡曲全集36_玉鬘

アーティスト:梅若六郎 

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シテサシ上 あはれ思いの玉葛かけ てもいさや知らざりし。地上 心づ くしのこの間の月。雲居の余所にい つしかと。鄙の住まいのうきのみか さてしも堪えてあるべき身を。シテ 下 猶しをり行く人心の地下あらき 波風立ちへだて クセ下 たよりと なれば早船に乗りおくれじと松浦 潟。唐土船を慕いしに心ぞかわる我 はただ。あき島を漕ぎ離れても行く 方や何くとまりと白波に。ひがさの 灘もすぎ。思いにさわる方もなし。 かくて都の中とても。我は浮きたる 舟のうち。猶やうきめを水鳥の陸に まどへるここちしてたつきも知らぬ 身の程を。思い嘆きてゆきなやむ。 足曳きの大和路や。唐土までも聞こ ゆなる。初瀬の寺に詣でつつ シテ 上 年もへぬ。祈る契りは初瀬山。 地上 尾上の鐘のよそにのみ。思い 絶えにし古への人に二度二本の。杉 の立ちどを尋ねずは。古川のベと眺 めける。今日の逢う瀬も同じ身を思 えば法の衣の。玉ならば玉葛。迷い をてらし給えや。地ロンギ上げにふ るき世の物語。聞けば涙もこもり江 にもれる水のあわれかな。シテ上 あわれとも思いは初めよ初瀬川。早 くも知るや浅からぬ。地上 縁にひ かるる シテ上 心とて地上唯頼む ぞよ法の人。弔え給え我こそは涙の 露の玉の名と名のりもやらずなりに けり/\。中入りワキ詞「さては棚 葛の内侍仮に現る給えひけるぞや カカル上 たとひ業因重くもも待謡


投稿者: misaoozono
プチリリ再生回数:18





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