ログイン  | 新規登録
歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

TOP > 歌詞 > エチゾラム
エチゾラム

アーティスト:ヒズミ零  アルバム:エチゾラム  作詞:ヒズミ零  作曲:ヒズミ零  発売年:2022 

  • お気に入り登録




*薄暗いアクアリウムの中 *無に融けていたはずの私は ふいに意識の輪郭が明 瞭になるのを感じた *なんだか とても悪い夢を見ていたみたいだ *ゆっくりと開かれた双眸の先に 朱が仄かに滲んだ 藍錆の空が広がっている *夕闇なのか暁闇なのか 分からない *病室に掛けられたアナログ時計の針は ただ数字を 指し示すだけ *ぼんやりと靄のかかった頭で エチゾラムを呑み 込んだ 嚮後 案じて、(きょうこう) 蕩蕩 求めて、(とうとう) 倥偬 離れて、(こうそう) 悄悄 息をする。(しょうしょう) 蕭条 堪えて、(しょうじょう) 荒寥 抑えて、(こうりょう) 懊悩 続けて、(おうのう) 洶洶 息をする。(きょうきょう) *私だけしかいない病棟は沈黙を貫く *その無音が 私が孤独であるという為体を徒(いた ず)らに奏でている *心を劈くその耳障りな静寂(しじま)を掻き消すよう に *また エチゾラムを呑み込んだ どうか かみさま わたしたちを いまのままで いさせて あしたのこと みらいのこと なやまないで いたいよ


投稿者: TuneCore Japan
プチリリ再生回数:0





日本語English

利用規約プライバシーポリシー許諾情報運営会社お問い合わせヘルプ
© 2024 SyncPower Corporation


Page
Top