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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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ぜんまい仕掛けのココロ

アーティスト:春組  アルバム:「MANKAI STAGE『A3!』~SPRING 2019~」 MUSIC Collection 

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とある国のとある街。 蒸気によって人々の生活が 支えられている時代。 錬金術師ルークは 「法で禁止されているはずの ホムンクルス= 人造人間を作り出す」 さあ完成だ。君の名前は、S! 「マスターおはようございます。 ご命令をお聞かせください」 命令なんてしないさ。 君は僕の友達だ 「困ります。マスターの命令が なくては動けません」 「じゃあ命令しよう。 僕の友達になってくれ」 「トモ、ダチ?」 「ああ」 「了解しました」 「ドライだなあ。 そうだ握手をしよう。 人間の挨拶だよ」 「Sは左利きなのかい?」 「あぁ説明が難しいな」 「S、握手は手と手を握るんだよ」 「手と手。了解しました」 違う違う。 僕と君の手を、繋ぐんだ 「これが握手だ」 「アクシュ」 「ああ、友達の印さ」 「マスターと私、友達。握手」 「やっぱりツヅルとの 漫才は最高ダヨ!」 「いや芝居だわ。 心の声までツッコませるって…」 「もうええわ!」 「けど、ありがとうございます。 今回、めちゃくちゃ 助けてもらって」 「ワタシ何もしてないネ。 ずっとツヅルと ふざけてたいだけダヨ」 「こんにちは先生! あれ?新しいお弟子さん?」 「やあコルト。 彼はS、僕の友達なんだ」 僕は先生の弟子コルト! よろしくね、S! マスターの友達、Sです。 よろしくお願いします 「痛たたた! 手が砕ける!!」 「握手です」 「力が強すぎるんだよ、S」 「先生、もしかしてSって」 「ああ。でも、僕の友達さ」 「はい、Sはマスターの友達です」 「うん、そっか。さすが先生だ!」 ルークはSに色々なことを教え、 「Sはどんどんと吸収していった」 ルークはとても楽しそうで、 Sも…楽しかった、のかもしれない 「だがこのままでいいはずが ないだろう、馬鹿弟子め」 「師匠」 「シショウ」 「S、僕の錬金術の先生で、 ボイドさん」 「マスターの友達、Sです。 よろしくお願いします」 ホムンクルスは国法で 禁止されている。 あの人形は今すぐ廃棄しろ 「Sは友達です。 そんな言い方はやめてください」 「こいつらには 人間の感情が理解できない」 「できます!」 僕が教えます。 僕がSに心を与えてみせます 「やれやれ。お前には錬金術より 友達の作り方でも 教えるべきだったな」 「語り部と師匠の二役とか鬼すぎ」 「至さんじゃないと できない役なんで」 「綴いつもそれ言うよな」 「ゲームより 面白くなってきました?演劇」 「さあね。 でも、お前の本は面白いよ」 「マスター、私には “ココロ”がないのですか?」 「そんなことはないさ」 「でも、マスターの師匠は そう言いました」 「君のマスターは僕だ」 「ココロ、とは何ですか?」 「どうしてそんなに 質問ばかりするんだ」 「マスター、私に ココロを命令してください」 「ココロは命令するものじゃない」 「ですがココロがなければ 廃棄されてしまう」 「そんなことはさせない! それよりS、しばらくは 外に出るのはよそう」 「それは命令ですか?」 「命令? …ああ、そうだ、命令だ」 「了解しました」 「ルークはSを人目から隠したが、 時は既に遅く、 国法警備隊長アルフの耳に Sの情報が届いてしまった」 「わが国では人工知能を 備えたロボットは違法だ」 「Sはロボットじゃない。 れっきとした人間です」 機械と人を混同すれば必ず禍を生む 「法はそれを防ぐためにある」 ホムンクルスは見つけ次第ただちに 「破壊する」 「その扉は何だ?」 「やめてください!」 「先生、逃げますよ!」 「蒸気だけの爆弾か。 これだから錬金術師は。 追え! 必ず見つけ出せ!」


投稿者: nanase
プチリリ再生回数:30





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