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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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雨日記

アーティスト:貝と蜃気楼  アルバム:雨の時計  作詞:小宵  作曲:貝と蜃気楼  発売年:2023 

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昨夜は渇いた夢の中、 窓の向こうに星が瞬いていて、 その窓から出て行こうとするそのひとを、 僕はなぜだかとても悲しい、悲しい気持ちで見てい た。 笑っていたんだ。 そのひとは確かに、幸せそうに笑っていて、 何て言ったかなあ、 きっと、別れの言葉じゃなかったはずだけれど。 書き留めようとする端から、 零れ落ちるのは水のようだ。 はらはら 雨はずっと 泣いた咲いた 溶けないで ゆらゆら まぶたのうら いないな痛いな 覚めないで この街じゃ誰も傘なんてさしていない。 だってもうずっとずっと雨が降り続けているから、 手提げにはビニールをかけて、錆びた自転車に乗っ て、 忘れられた図書館に行こう。 今日も僕は少し浮いている。 物語が必要なのは、明日を生きていくためで、 でもノートに書き留めているこれは、 ゆるやかに現実を薄めていくようだ。 夜毎にはっきりと香りが立ってきて、 夜毎にはっきりと温度が分かる。 知らない空の色が鮮明で、 ゆるやかに現実を薄めていくようだ。


投稿者: TuneCore Japan
プチリリ再生回数:0





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