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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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傾斜

アーティスト:中島 みゆき  アルバム:いまのきもち 

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傾斜10度の坂道を 腰の曲がった老婆が 少しずつのぼってゆく 紫色の風呂敷包みは また少しまた少し 重くなったようだ 彼女の自慢だった足は うすい草履の上で 横すべり横すべり のぼれども のぼれども どこへも着きはしない そんな気がしてくるようだ 冬から春へと坂を降り 夏から夜へと坂を降り 愛から冬へと人づたい のぼりの傾斜は けわしくなるばかり としをとるのはステキなことです そうじゃないですか 忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか 悲しい記憶の数ばかり 飽和の量より増えたなら 忘れるよりほか ないじゃありませんか 息が苦しいのは きっと彼女が 出がけにしめた帯が きつすぎたのだろう 息子が彼女に邪険にするのは きっと彼女が女房に 似ているからだろう あの子にどれだけやさしくしたかと 思い出すほど


投稿者: misako
プチリリ再生回数:73





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