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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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春を見送る

アーティスト:秋羽カロ/結月ゆかり  アルバム:感傷を切り抜く  作詞:秋羽カロ  作曲:秋羽カロ  発売年:2023 

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吹きすさぶ風の中に薫る 春の便りは、窓から流れ込んで来て。 怠惰な午後の憂いを溶かし、 ささやかな幸福へと変え また消えた。 あなたの面影は、 凍える夜とうだる暑さの狭間にて 確かに見えてるのに、 声も手も届かない。 どうして何も言わずに 行ってしまうの、 雨が散らす花と共に。 気象予報、夏日連なる。 「返して、返して」 萌ゆる、淡い暖かい陽を。 翌日の朝は憎いほど暑く、 青く高い空だった。 融雪という指標を持たぬ この都市においては、 曖昧の合間を穏やかな季節が 通り抜け、 気付いた時にその姿は 既に遠くなっている。 そうしてやがて、 春は完全に消えてしまうのだろうか。 もしも引き留める事ができるのなら、 その姿を捉える事ができるのなら。


投稿者: narasu
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