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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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シスタークラリスの奇妙な一夜 (feat. 結月ゆかり&初音ミク)

アーティスト:mothy  アルバム:双兎が来りて笛を吹く  作詞:mothy  作曲:mothy  発売年:2024  品番:KRHS-60125

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彼女がそのレストランを訪れたのは 行方不明の子供たちを探すためだった 噂を聞いたのだ 孤児院の子がこの店に入っていくという その姿を見たと しかし応対した支配人の男は 残念そうに首を横に振る 「そのような心当たりはありませんね」 それを聞いてがっくりと 肩を落とすシスター すると支配人は彼女を レストランの一番良い席に座らせた 「せっかくですから何か食べていってください ……ああ お代なら結構ですから」 ありがたきお言葉 実は昨日から 何も食べてません 子供たちが心配で 厚意に甘える事にしたシスターの前に やがておいしそうな料理が運ばれてきた 白身魚のソテーだろうか それを見て 彼女は申し訳なさそうにうつむいてしまった 「教えにより 生き物の肉は口にできないのです」 シスターがそう断っても 支配人は引き下がらない 「そんなことをおっしゃらず ここは神の目も届かぬ森の中ですから」 仕方なくシスターはナイフで魚の身を切る 一口だけ食べて帰ろう そんな風に考えていたところ 彼女は料理の中に 何か固い物がある事に気が付いた シスターの顔が青ざめる それはレーナが身に着けていたブローチだった 泳ぐのが得意なレーナが 海で集めた小石を組み合わせて作った手作りの物だ どうしてこんな物が 料理の中にあるの? 少なくともあの子は この場所に来ていた ふと気が付くといつのまにか支配人の姿は 店内のどこにも見えなくなっていた 胸騒ぎを覚えた彼女は思わず席を立ち 店の奥へと忍び込んでいったのだ 途中の廊下で小さな靴が落ちていた


投稿者: NexTone DMKTG
プチリリ再生回数:1





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