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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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朝は秋の光 夕には影もなし -源氏供養より-
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心中の所願を発し。 一つの巻物に写し。 無明の眠を覚ます。 南無や光源氏の幽霊成等正覚。 抑桐壷の。夕の煙 すみやかに法性の空に至り。 箒木の夜の言の葉は 終に覚樹の花散りぬ。 空蝉の。空しき此世を厭ひては。 夕顔の。露の命を観じ。 若紫の雲のむかへ 末摘花の台に座せば。 紅葉の賀の秋の。落葉もよしや 唯。たまたま。仏意に逢ひながら。 榊葉のさして往生を願ふべし。 花散る里に住むとても。 愛別離苦の理 まぬかれ難き道とかや。 唯すべからくは。 生死流浪の須磨の浦を出でて。 四智円明の。明石の浦に澪標。 いつまでもありなん。 唯蓬生の宿ながら。 菩提の道を願ふべし。 松風の吹くとても。業障の薄雲は。 晴るゝ事更になし。


投稿者: にゃー
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