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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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十字架とコイン

アーティスト:橘 いずみ  アルバム:十字架とコイン  作詞:橘 いずみ  作曲:橘 いずみ  発売年:1995-02-22  品番:SRCL-3133

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向こう岸も見えぬ大きな河のそば ユキは生まれた貧しさの中 弟おんぶして子守歌歌った 母によく似た元気な声 五歳の誕生日 熱湯足にかぶり ひどい火傷が心をふさぎ 笑うことを忘れ祈ることに疲れ 星を数えて ひとりぼっち いびつで歪んだまあるい月 満ちたり欠けたり人を惑わせ どっしり重たい荷物を持たされ 坂道のぼっていくのはたくさん Woh 神を憎んで泣いて暮して ミルクの空き瓶にいつも花を活けて ユキは見上げる大きな空 朝焼けがきらめく五月の夜明け前 カズは生まれた天使のように 緑の風を受け 紙のこいのぼりが 狭いベランダ泳いでいた ポンコツの車で街を変わるたびに 友をなくして父を恨んだ 十五で家を捨て鞄ひとつ抱いて 夜汽車に揺られひとりぼっち アヒルの水かきみたいな腕 すすけた顔とボロボロのジャンパー ありふれた道を行ったり来たりで 乾いた時代の砂利にはならない Woh 固いパンくず噛って吠えた ポケットいっぱいに小銭を鳴らしては カズは見上げる大きな空 「いつかは海を越えて遠くへ行きたいな もっともっと遠くへ行きたいな


投稿者: PetitLyrics
プチリリ再生回数:127





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