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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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ひよこと天秤

アーティスト:初音ミク  作詞:ふる  作曲:ふる 

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その眼が見据える晩年 こまっしゃくれた鳴き声など とうの昔に聴き飽きた ずるずる四の足音 歩む方向すら知らぬままに ふらふら千鳥足 小瑠璃が笑う 道はか細い平均台 右も左も宵の光 どちらに落ちても奈落行き 辿り着いた濁世で 手招きをする曖昧宿 あんよが上手は床上手 虚構の嵩(かさ) 百貫の屑(くず) 「また始まったよ」 繰り返す東雲(しののめ)の空 そこかしこから雛型の産声 荒れ果てた轍(わだち)を 通るとも知らずに 収まりつかぬ不相応の翼 くちばしから垂れる墨汁は 降り出す雨に滲み広がる 俄(にわか)作りの鳥小屋じゃ 雨宿りもできやしない 泥水すすり いざ 一匁(いちもんめ)の分銅に 脅かされ 命の時間が迫る 急げ渡れ 遠浅の海 遠雷響く彼方まで 墨で塗り潰したその道に 差し込むは 藍白(あいじろ)の亀裂 拍手(かしわで)に飽きもせずに 群れを成すは池の鯉 「見ちゃいけない!」 無い親指隠して 通夜を飛び越えろ 障子破りお迎え 錆びた掛け金 夢の跡 早うこっちにいらっしゃいな 四畳半の鳥かご 謳うは有象無象の糞(ふん) 値札も 反古(ほご)して 香具師は薄笑い 底打ちの 誉(ほまれ)を 羽繕いしながら 鶴首(かくしゅ)して 千切って毟って丸裸 尼(あま)の匙を食い尽くし そらあっちへこっちへ糧を探し 見上げりゃ 屠殺場(とさつば)


投稿者: makoto
プチリリ再生回数:1467





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