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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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白亜の檻

アーティスト:少女病  アルバム:偽典セクサリス  作詞:少女病  作曲:ピクセルビー 

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月に輝く白亜の壁は 全てを拒むように高く 祈りひとつも通さぬほど 整然と街を囲む 少年は壁に耳を当て 外界(そと)の世界を想う 果てなく広い草原 煌びやかな水音 笑顔の絶えない家族 優しかった兄の横顔 けれどその記憶は 古びた絵本のように遠く…… 夢のようにおぼろげで 不確かなものだ 少年少女(こども)達は この街に幽閉されていた 「ここから外へ出ることは 決して叶わない。 日々同じ時刻に届けられる食事は、 たったひとつだけある 街の入り口から 白装束の大人たちが運び込む。 無言の彼らは淡々と、 その作業に徹していた」 僕らは受け入れている 外の世界の風は 死の病に侵されているから 感染していない僕らは、 この地で守られているんだ 隔離された僕らは、 この場所からはじまっていく 約束の地に残された 選ばれし存在 七色の硝子箱 両親にもらった宝物 抱きしめて生きてゆこう それが運命(さだめ)ならば 「隠蔽された真実。 踏み込んではならない禁忌。 聡い少年はやがて気づいてしまう。 病んでいるのは世界ではなく。 ……壁の中にいる 少年少女(こども)達自身 だということを」


投稿者: M.T.L.
プチリリ再生回数:37





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