ログイン  | 新規登録
歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

TOP > 歌詞 > 償い
償い

アーティスト:さだ まさし  アルバム:夢の轍  作詞:さだまさし  作曲:さだまさし  発売年:1999 

  • お気に入り登録




月末になるとゆうちゃんは 薄い給料袋の封も切らずに 必ず横町の角にある 郵便局へとび込んでゆくのだった 仲間はそんな彼をみてみんな 貯金が趣味のしみったれた奴だと 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ たった一度だけ 哀しい誤ちを犯してしまったのだ 配達帰りの雨の夜横断歩道の人影に ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた 人殺しあんたを許さないと 彼をののしった 被害者の奥さんの涙の足元で 彼はひたすら大声で泣き乍ら ただ頭を床に擦りつけるだけだった それから彼は人が変わった何もかも 忘れて働いて働いて 償いきれるはずもないがせめてもと 毎月あの人に仕送りをしている <♪> 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た しゃくりあげ乍ら彼は 一通の手紙を抱きしめていた それは事件から数えて ようやく七年目に初めて


投稿者: seedz
プチリリ再生回数:1440





日本語English

利用規約プライバシーポリシー許諾情報運営会社お問い合わせヘルプ
© 2024 SyncPower Corporation


Page
Top